2023.10.10

【令和6年度診療報酬改定①】施行は6月へ

令和6年度 診療報酬改定情報 VOL1

 

【令和6年度診療報酬改定は6月に後ろ倒しされることが決定】

 

 令和6年度の診療報酬改定の施行が4月から6月へ後ろ倒しされることが2023年8月2日中医協の議論にて決定しました。

 しかし、薬価改定の時期は4月のまま変わらないため、患者負担額が4月と6月の2度も変わる場合があります。

 4月に集中する医療機関やベンダーの業務負担増の軽減が6月への後ろ倒しの主な理由となるようです。(令和4年度までのスケジュールは下図を参照)

2023年8月2日中医協資料より
(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001129862.pdf)

 

 後ろ倒しすることで、ベンダーの集中的な負担も軽減されるため、電子カルテやレセコンの保守費用やリース料などを大幅に引き下げるなど、目に見える形で確実に医療機関に還元する必要があるのではないかという意見も上がっています。

 ただ、そのようなプラスなことばかりではなく、上記に記載したように医療機関にとっては患者の負担額が短期間に2度も変更になることで患者への説明による業務増などマイナスな点もあります。

 今後、6月に後ろ倒しされることへの影響等のヒアリングや検証などが関係各所にて行われるようです。

 引き続き、令和6年度の診療報酬改定の方向を追っていきますので、今後もご覧いただけますと幸いです。

 

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