2024.03.07
マイナ保険証利用促進のための支援策
現行の健康保険証の発行については、令和6年12月2日より終了することが閣議決定され、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行します。
しかし令和5年度11月現在のマイナ保険証利用件数は約727万件とオンライン資格確認利用件数全体の約4.3%と低迷しています。
そこで、マイナ保険証利用促進のため、医療機関へ下記3つの支援が設けられました。
1)医療機関等におけるマイナ保険証利用促進のための支援
2)医療機関・薬局における顔認証付きカードリーダー増設の支援
3)再来受付機・レセプトコンピュータ等の改修に要した費用を支援
※参照:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001189938.pdf
上記の支援を行い、医療機関でもマイナ保険証の利用促進を促しています。
どれも期間が設けられていてカードリーダーの増設や環境整備は2023年11月11日以降に生じたものとなっています。
また、①の医療機関カードリーダーの操作に慣れない患者への説明など、マイナ保険証の利用勧奨に取り組むことマイナ保険証の利用促進を図ることを目的とした支援は利用率の増加量によって金額が変わってきます。
通常の患者対応にカードリーダーの説明が追加となると、医療機関にとっては負担が増えることとなるため、今後の対応に関しては医療機関内で方針を決めて進める必要がありそうです。