2022.09.22
クリニック新規開業地の選び方
開業を考えられた際、まず開業地を検討されることが多いのではないでしょうか。
まずは、ご自身がどんな医療を行いたいのか、この「やりたい医療」によって、適切な開業地は変わってきますので、「やりたい医療」を明確にすることが大事になります。
さて、開業地の選び方のポイントをご説明いたします。
- 1)視認性が確保できる場所であるか
主要幹線道路沿いであれば、視認性は確保できますが、車通りが多いと寄り付きが悪く、集患に苦労したり、診療科によっては人目に付きやすい場所は入りづらいという場合もあると思います。
検討している土地が、生活導線上にあるかどうかを確認することが大事なポイントとなっています。
- 2)医療連携が出来る場所であるか
専門性を担保するための要素として、医療連携が挙げられます。病診連携・診診連携の医療提供体制が構築できる場所であるかで、医療サービスの質の向上や経営の安定化にもつながります。
また、ご自身の医局との連携が出来れば集患にも繋がります。
- 3)今後の発展性がある場所か
20年、30年、それ以上と長きに渡ってその土地に根付く医療の提供を行います。
現在、高齢者が多い場所であっても、20年後・30年後には人口減が著しい場合などもあります。
人口動態や商業施設の建設予定など、先の情報を得ることも大事になります。
- 4)通勤にストレスがない場所であるか
電車の乗り継ぎ、混雑、通勤時の車の渋滞など、開業を検討している場所が、通勤する際にストレスがない場所であるかも実際の通勤時間に合わせて確認することも必要となります。
他、災害時に不安はないのか等の地理的条件や土地の詳細についても調べる必要があります。
ご自身で調査出来ることや時間も限られているかと思いますので、土地を決定する前に専門家にご相談することをおすすめします。
新規開業・事業承継をご検討の方は(株)ミズにお気軽にご相談ください。