【「かかりつけ医機能」強化に向けての議論を開始】

　令和5年6月の閣議決定にて「かかりつけ医機能が発揮される制度整備の実効性を伴う着実な推進」が盛り込まれました。

　新型コロナウイルスの流行により、発熱外来やワクチン接種を受けられない患者が続出するなど、医療機関の機能が十分に発揮されなかったこと、今後の人口構造の変化にも対応するために「かかりつけ医の制度化」を進める必要があることから、今回法改正が講じられました。

　この法改正を受け、令和5年9月29日社会保障審議会医療部会にて「かかりつけ医機能」が発揮される制度整備の施行に向けて議論がなされました。

　主な検討事項として１）医療機能情報提供制度　２）かかりつけ医機能報告　３）地域における協議の場　４）医療計画に関する事項　５）その他、研修に関する事項、国の支援のあり方などの5点です。

　今後の検討スケジュールは下記の通りです。

引用：厚労省　第102回社会保障審議会医療部会

＜https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001152622.pdf＞

　

　今後、「かかりつけ医機能」が診療報酬改定にどう反映されるかが注目されます。